ワイヤーを引張強固な樹脂素材への置き換えることより鮮やかな色による空間構成を可能とした。一般的には建築現場などで水平を取るために用いられる「水糸」を用いる。水糸は視認性を重視することから蛍光色が使用されることが多く、また引張強度も強いため今回の実験作品に適した素材と考えられた。
水糸には様々な樹脂が使用されており、合成繊維である「ナイロン」「ポリエステル」「ポリエチレン」や一方で古くから水糸として使用される素材として天然素材の「純綿」や「絹」も挙げられる。今回は様々な線材とグリップの相性の実験を通し、色を活用したウォールシェルフをデザインした。
製作協力:荒川技研工業株式会社
【受賞・展示歴】
Experimenta Creations #009出展
PHOTO | Junya Igarashi No.1-2